マクロ人間工学─理論,方法と応用 |
原書編集 Hal W. Hendrick,Brian M. Kleiner 日本語版 長町 三生・編集
A5判 404頁 本体3,000円 |
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ミクロ人間工学はそれなりに製品開発や労働問題に貢献してきたが,近世に至って人間の生きがいや組織の中の人間の成長などが重視されるようになって,ミクロ人間工学の限界が見え,組織全体と人間とのかかわり合いが重視されるようになった。ここにマクロ人間工学誕生の背景がある。働く人間の生きがいと満足とに目標を置き,他方で組織の効率化を考えて双方の統合がどのような組織設計で最適化が実現できるのかが,マクロ人間工学が追求してきた課題であり,実際に,企業の進むべき道と最適な組織設計の在り方を明示してくれた。本書は組織設計と経営管理において大変重要な示唆に富む情報を与えるものである。 |
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<目 次> |
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第1章 |
マクロ人間工学の概観 |
第2章 |
マクロ人間工学の方法論─参加 |
第3章 |
マクロ人間工学の方法論─作業システムの構造の評価 |
第4章 |
マクロ人間工学の方法論─作業システムプロセスの分析 |
第5章 |
作業システム評価のための方法 |
第6章 |
ジョブデザイン・マクロ人間工学・生産性との間の関係 |
第7章 |
マクロ人間工学における実験室研究とフィールド研究 |
第8章 |
労働災害を減らすマクロ人間工学的アプローチ |
第9章 |
情報コミュニケーション技術(ICT)と労働生活
─マクロ人間工学的考察 |
第10章 |
危機管理のマクロ人間工学 |
第11章 |
生産のマクロ人間工学の側面 |
第12章 |
教育訓練システム開発のマクロ人間工学 |
第13章 |
大規模な組織変革におけるマクロ人間工学 |
第14章 |
コミュニティ人間工学 |
第15章 |
技術移転におけるマクロ人間工学的考察 |
第16章 |
マクロ人間工学と航空安全─技術移転における文化要因の重要性 |
第17章 |
マクロ人間工学から見た大規模事故の根本的原因
─スリーマイル島,ボパール,チェルノブイリ |
第18章 |
マクロ人間工学のビジョンと将来性 |
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